Unix 関連のメモ


  1. RHL rpm コマンド
  2. Postfix 関連
  3. NFS の設定
  4. RHL 9.0J の設定
  5. up2date(CLI)の使い方
  6. GRUB の設定
  7. その他の Tips

  1. RHL rpm コマンド
  2. コマンド 説明
    rpm -ivh [File name] パッケージをインストールする
    rpm -Uvh [Package name] パッケージをアップデートする
    rpm -qlp [File name] パッケージの中身を表示する
    rpm -qip [File name] パッケージの概要を表示する
    rpm -qa インストールされているパッケージを表示する
    rpm -e [Package name] インストールされているパッケージを削除する
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  3. Postfix 関連
  4. コマンド 説明
    db_dump -p /etc/postfix/dracd.db POP before SMTP 用のクライアントアドレスを表示する

    1. 設定ファイル
    2. /var/spool/postfix/etc にあるファイルは、オリジナルの /etc にある ファイルと同一でないといけない。
      内容が異なると boot 時にエラーになるだけでなくmailの送信時の時間が くるったりする。(timezone 用のlocaltimeは特に重要)
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  5. NFS の設定
    1. サーバ
      • 起動すべきサービス
      • portmap
        nfs
        nfslock

      • /etc/hosts.allow の設定
      • ALL: xxx.xxx.xxx.xxx(クライアントの IP address)
        若しくは
        portmap: xxx.xxx.xxx.xxx(クライアントの IP address)
        の設定を追加する。

      • /etc/exports の設定
      • クライアントにマウントさせたいディレクトリを設定する。
        たとえば、/home/tech というディレクトリを host1 というクライアントに マウントさせたい場合は、
        /home/tech host1(rw,sync)
        という設定を記述する。もし、root によるアクセスをさせたい場合は、 オプションに no_root_squash を追加する。このオプションを追加しないと サーバ側で nobody によるアクセスとなる。

        BSD 系の場合は、オプション指定が異なるので注意。no_root_squash の かわりに -maproot=0 を設定する。

      • 設定の有功化
      • exports の設定が済んだら、設定ファイルの再読み込むをする。
        exportfs -a コマンドにより、exports ファイルの読み込み。
        /etc/init.d/nfs restart コマンドにより、mountd と nfsd の再起動をする。

      • 確認
      • exportfs -v コマンドで、export されているディレクトリの一覧が表示される。
        showmount -e コマンドで、nfsd で認識しているディレクトリの一覧が表示される。

    2. クライアント
      • 起動すべきサービス
      • portmap
        nfslock

      • mount のテスト
      • showmount コマンドで、nfs server が正常に export しているかを確認する。
        コマンドは以下の通り。
        showmount -e サーバのホスト名
        mount したいディレクトリが、正常に export されていれば、以下のコマンドで マウントすることができる。
        mount -t nfs server:/export/home /home

      • /etc/fstab の設定
      • 上記の確認がうまくいけば、/etc/fstab で nfs によるマウントポイントの設定をする。
        例えば、strage というサーバの /export/home を自分の /home にマウントさせたい場合は、
        sever:/export/home /home nfs rw,hard,intr 0 0
        という設定を記述する。hard オプションを指定する場合は、intr も必須。intr を指定しないと 何らかの理由で nfs mount できない時に刺さってしまう。soft mount の時は不要

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  6. RedHat 9.0J の設定
    1. インストールに関して
      • パーティション
      • Mount point 説明
        swap メモリの2倍が標準
        / 1GB くらいは割り当てたい
        /boot 16MB くらいで十分だが、ディスクに余裕があれば 128MB くらい割り当てる
        /tmp 通常は / と同じにするが、余裕があれば別にし 1GB くらい割り当てる
        /usr 最低 3GB くらいは必要、X 等インストールする package によるが 10GB くらい割り当てられると安心
        /var サーバ(特に Web)として運用する際には、最低でも 5GB くらいは割り当てたい
        /home ディスクの残り全部

        なお、最近は、/ パーティションひとつにまとめる傾向にあるみたい。
        # ただし、ブートローダに GRUB を使っている場合のみ。
        # LILO はブートパーティションが2GB以下という制限があった。

      • パッケージ
      • お好きにどうぞ

      • インストールオプション
      • 言語は「英語」と「日本語」をインストールし、「英語」を標準に選択しておくことをお勧め

    2. インストール後の調整
      • static route の設定
      • /etc/rc.local に記述するのが一番簡単
          例)
          # Static route
          /sbin/route add -net 192.168.2.0/24 gw 192.168.1.1
          /sbin/route add -net 192.168.100.0/24 gw 192.168.1.1
          /sbin/route add -net 192.168.110.0/24 gw 192.168.1.1
          #

      • DNS resolver の設定
      • /etc/resolv.conf に記述する
          例)
          domain mydomain.com
          nameserver 192.168.1.10
          nameserver 192.168.2.10
        domain で指定するドメイン名は、search list になる

      • 時刻の設定
      • /etc/cron.daily に ntpdate 実行用の script を用意する
          例)
          cat /etc/cron.daily/clock_set
          #!/bin/sh
          /usr/sbin/ntpdate 192.168.1.10
          /sbin/hwclock -s
        /etc/cron.daily に入れておくと、/etc/crontab で指定してある時間(4:20)に毎日実行される

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  7. up2date(CLI)の使い方
    1. 更新 rpm の確認
    2. [root@uranus]# up2date -l
      実行ログはこちら

    3. rpm のアップデート
    4. unzip のパッケージをアップデートする例
      [root@uranus]# up2date -d -i unzip
      実行ログはこちら
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  8. GRUB の設定
    1. 基本設定
    2. 設定は /boot/grub/grub.conf で記述する。
        例)
        default=0
        timeout=10
        splashimage=(hd0,0)/grub/splash.xpm.gz
        title Red Hat Linux (2.4.20-31.9)
        root (hd0,0)
        kernel /vmlinuz-2.4.20-31.9 ro root=LABEL=/
        initrd /initrd-2.4.20-31.9.img
        title Red Hat Linux (2.4.20-30.9)
        root (hd0,0)
        kernel /vmlinuz-2.4.20-30.9 ro root=LABEL=/
        initrd /initrd-2.4.20-30.9.img
      disk の増設等で LABEL の矛盾が発生した際は、kernel 行で指定している root=LABEL=/ を以下のようにパーティションを明示的に指定する。
      kernel /vmlinuz-2.4.20-31.9 ro root=/dev/sda2

    3. ランレベルの変更
    4. ブート時のランレベルの変更は、GRUB ブートローダ画面で行う。
      • グラフィカルGRUBブートローダ画面で、Red Hat Linux ブートラベルを 選択し、[e]キーを押して編集モードに入る。
      • kernel 行まで矢印キーでカーソルを移動し、[e]キーを押して編集 モードに入る。
      • 行末にブートしたいランレベル(1から5)を入力するか、英単語で "single"を入力して[Enter]キーを押す。
      • カーネル情報をあるGRUB画面に戻るので、[b]キーを押してシステムを ブートする。
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  9. その他の Tips
    1. 外部のマシンから syslog を受信する方法
    2. syslogd の起動オプションで -r を設定する。 通常、/etc/sysconfig/syslogファイルのSYSLOGD_OPTIONSで指定する。 デフォルトでは、"-m 0"の設定なので、これを"-r -m 0"に変更する。
      なお、syslog に書き込まれる情報は、生の IP address が記録された 方がよいので、DNS lookup もさせない方がよい。この場合は、"-x"も 指定する。
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